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作品あらすじ

 1954年、パリ。

 アルジェリア出身の主人公エリカは、貴族の娘クリスチーヌに認められ専属のクチュリエ(ファッションデザイナー)として住み込みで働いていた。そんな彼女がクリスチーヌが通う名門シャンブル・サンディカル・ド・ラ・オート・クチュールファッションデザイン学校に通えることとなる。洋服づくりをこよなく愛すエリカのデザインは周囲にも認められていくが、ある日、クリスチーヌがエリカのデザインを盗作だと告発する。身に覚えのないことに反論するエリカだが貴族の娘に背いてまで、アルジェリア出身の彼女の言葉を信じる者はいない。

 絶望に呑み込まれるエリカ、……時を同じくして、アルジェリアが独立を宣言。戦争の熱波はやがて芸術の都パリで生きるものたちを包み込む__。

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